三菱自動車の燃費不正問題についておさらい

三菱自動車の燃費不正問題

2016年4月、三菱自動車が日産自動車と共同開発を行った軽自動車4車種について、定められたものとは違う方法で燃費測定を行い、また燃費計算に関する数値を改ざんしていたことが判明しました。

理由として開発時の燃費目標に実測値が届かず、苦渋の策行ったとのことですがこれは言い訳に過ぎず、ユーザーを裏切り、業界への不信感を作った責任を免れることはできません。

一連の問題の責任を取り相川社長と増子会長が辞任、そして日産自動車が34%の株式を取得、筆頭株主となり事実上日産傘下に入ることが決定しています。

また、1991年以降の車種についても定められたものと違う測定法で燃費計算をしていたことも発覚。

つまり、2000年頃に問題となったリコール隠しとほぼ同時平行で、今まで明るみになることなく不正を行っていたということになります。

これには社員やユーザー、ファンからも怒りの声が挙がっており、ユーザー離れも止まることはないでしょう。

RVブームの火付け役となり町中に溢れかえるくらいの大ヒットとなったパジェロ、ミニバンながらオフロードも楽しめるデリカ、ラリーで無敵を誇ったランサーエボリューションなどの魅力的なモデルを販売していた三菱が裏でこのような不正を行っていたことを残念に思います。

先述した日産の株式取得についてですが、理由としてカルロス・ゴーン社長は会見で軽自動車の生産拠点の確保、東南アジア市場の開拓を挙げました。軽自動車は今や日産の総売上で4分の1を占めており、その生産は三菱に頼ってきました。

三菱を手放すと、自社生産もしくは新たなパートナーを見つけなくてはなりません。また、東南アジアでの三菱人気は根強く、その勢力を取り込めば日産にとってメリットとなります。だからこそ、日産はリスクをかけて三菱を引き取ることにしたのです。

今回の騒動で三菱自動車はブランドの信頼度を大きく崩してしまいましたが、日産のもとで地道に開発を行い、少しずつ信頼の回復を目指して欲しいと思います。

【参考】三菱自動車の燃費不正問題 対象車種と補償の詳細について

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