スズキ燃費不正問題まとめ~補償の有無と対象車種

スズキ自動車が燃料不正問題について2016年5月31日に2度目の記者会見を行いました。

三菱自動車に続き燃費不正問題で揺れるスズキ自動車、スズキの燃費不正問題での記者会見のポイントをまとめました。

ガソリン代の差額に対する補償の有無や不正が行われた対象車種など一般ユーザーが気になる情報もお伝えします。

[6月6日追記] スズキ燃費不正問題の最新情報

スズキ燃費不正問題 会見

スズキ燃費不正問題 記者会見のポイント

2016年5月31日 スズキ自動車が燃料不正問題について2度目の会見を行いました。

前回、5月18日の会見では、燃費データの作成にあたり①違法性の認識はなかったこと、②燃費性能への影響は「実測値の上下5%程度」で「販売時のカタログに表示している値と違いはない」旨の主張をしていました。

しかし、31日の会見では鈴木修会長自らが、「法律を守る基本がなっていなかった」と謝罪しました。

そのうえで前回の会見とは一転して、担当社員に違法性の認識があったことを認めました。

5月31日の会見内容のポイントを以下にまとめました。

  • 燃費計算に必要な走行抵抗値を26車種で不正測定していた。
  • 燃費データの算出を担当する社員は違法性を認識していた。
  • 但し、燃費を不正に操作しようとする意図はなかった。
  • 国が定める惰行法で測った実際の燃費はすべてカタログ表記より低燃費だった。

会見でスズキ側は、燃費を実測よりも良く見せようとする不正の意図がなかったことを強く主張していました。

しかし、今回の一連の燃費不正問題は、軽自動車市場における熾烈な燃費競争が背景となって引き起こされたものであるとの指摘もあり、「燃費を不正に操作しようとする意図はなかった」とのスズ自動車の主張を安易に信じるわけにはいきません。

同様に「実測の燃費はすべてカタログ表記より低燃費」との発表も鵜呑みにはできません。

スズキ自動車の今回の会見を受け、国土交通省側は、燃費の実測値について「裏付け調査が必要」との認識を示しています。

国土交通省による裏付け調査の結果、カタログデータの燃費と実測燃費との差が小さければ罰金などは科されず、生産・販売も続く見通しとのことです。

補償の有無~ガソリン代・中古車価格の下落

スズキ自動車のユーザーにとって一番気になるのは、『補償の有無』ではないでしょうか。

三菱自動車の燃費データ偽造問題では、差額のガソリン代と中古車価格の下落分の補償の要否が問題となりました。

スズキの燃費不正問題の対象車種においても補償の有無が問題となることでしょう。

ただ、スズキは燃費のカタログデータと実測データの間に差はなく、むしろ「実測データの方が燃費がいい」という主張をしています。

スズキの主張通りであれば、ガソリン代の補償について問題になることはないでしょう。

また、現在のところスズキの中古車の買取価格が下落したという情報も確認できていません。

ただ、国土交通省が予定している「裏付け調査」の結果、実測の燃費がカタログデータよりも悪いことが判明した場合には燃費差額分の補償が問題となってきます。

また、そうなった場合には対象車種の中古車相場が下落することになりでしょうから、それに対する補償の要否も問題となることでしょう。

以上のことから、スズキの燃費不正問題に関する補償の有無は国土交通省の『裏付け調査」の結果待ちということになりそうです。

 簡単20秒 スズキ車の買取相場を今すぐチェック!

燃費不正対象車種一覧

今回スズキの燃費試験データにおける不正問題で違法な測定が行われた対象車種は、2010年以降に発売された軽自動車と普通車でOEMも含め全26車種、約214万台になります。

スズキの自社販売車種一覧

アルト、アルトラパン、アルトエコ(生産終了)、ワゴンR、ハスラー、スペーシア、エブリイ、キャリイ、ソリオ、イグニス、バレーノ、SX4 S―CROSS、スイフト、エスクード

マツダで販売されたOEM 車種一覧

キャロル、キャロルエコ(生産終了)、フレア、フレアクロスオーバー、フレアワゴン、スクラムワゴン/スクラムバン、スクラムトラック

日産で販売されたOEM 車種一覧

NV100クリッパーリオ/NV100クリッパー、NT100クリッパー

三菱自で販売されたOEM 車種一覧

タウンボックス/ミニキャブバン、ミニキャブトラック、デリカD:2

スズキの燃費不正問題最新情報

前回5月31日に行われたスズキ自動車の会見では、「燃費のカタログデータと法令に基づく実測値の間に大きな差がない」旨を強調していました。

しかし、6月6日の産経新聞による報道によれば、燃費の違法測定がなされた全26車種のすべてで量産型試作車による実際の測定が一切実施されていないことが明らかになりました

■産経新聞からの引用

自動車の燃費データ不正問題で、スズキが燃費試験用データを違法測定した26車種全てについて、法令で定められた量産型試作車による測定を一切実施していなかったことが5日、分かった。スズキは当初の会見で「法令に基づく測定もしていた」としていたが、開発途中にしただけだった。国土交通省も同様の事実を把握しており、裏付け調査を進めている。

これまでスズキは、カタログ値よりも実測値の方が燃費がいいと主張し問題車種の生産・販売の継続を訴え補償問題には言及してきませんでした。

しかし、実車での燃費の実測が行われていないということになれば、国土交通省の裏付け調査の結果によっては、スズキが生産する全車種に対して販売停止命令が下されることも現実味を帯びてきました。

そうなれば、当然に燃費の差額分や中古車価格の下落により生じるユーザーの損害に対する補償が問題視されることでしょう。

一時は収束に向かうとみられていたスズキの燃費不正問題ですが、今後ますます目が離せなくなってきました。

車買取の一括査定

スズキ車の買取のことなら一括査定にお任せ

サブコンテンツ

このページの先頭へ